らぶ・みー
Chapter 13 その日まで
Chap.13 その日まで
春休みがやっと終わった。
三週間ぶりに彼に会えると思うと、嬉しくてたまらない。
前の日から、念入りに髪や肌の手入れをして、マニキュアを塗り直して.......
自分が子持ちの主婦だということを忘れるくらい、朝から浮き足立っていた。
会えない間、ずっと考えていて、ハッキリとわかったことがある。
やっぱり、どうしても私は彼が好き。
この気持ちは絶対に変えられなくて、彼が何より大切で.......
だから、切ないけど、悲しいけど、ずっと一緒にいてはいけないと結論を出した。
でも、私の顔を見ただけでこんなに嬉しそうにしてくれる彼と、今すぐに別れるなんて無理。
それではあまりに辛すぎて、彼のことが心配で.......