もう一つの恋愛学園
見えない物に話しかけている事もあったり、
例えば、花だったり自然をこよなく愛している感じ、だったり。

身長は154センチって言ってたけど、今は少し伸びたのかも。

中学と高校2年まで一緒だったから、
この仲間の中で一番長い。
でもこんな所でまた、再会出来ると思ってなかった。
もしかしたらこう言うのが、運命の再会っていうのかな〜。


後ろの方から、
目線を送っていたのは、
由美。

由美と目が合い、すぐに私だとわかったみたい。

私が懐かしいって思っていたように、
由美も懐かしがってくれていた事もちゃんと今でも覚えている。

「えっ菜月!?久しぶりお互い、
あの時の約束が叶ったね」

あれはこの学園が出来た当初、
たまたま学園の前を通りかかった、
由美と私がこの学園に行こうと、
約束していた事を
思い出した。

この学校の、紹介パンフを後から手に入れて
見せてくれたのは由美だったから。

でも、あの約束があって
この学園に応募したわけでは無かったことは言えなかった。

知っている人が誰も居ないより、知ってる人が居る事に安心した。
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