もう一つの恋愛学園
入学式のあった白い建物から、
外に集まり、
これから暮らす
各自の寮への案内が始まる。

入学式で椅子に置かれていたのは、その案内の紙だった。

荷物は先に、
学園に送ってあったので、各自の寮の部屋に運ばれているらしい。

言うならば、完全個室…
と言いたい所だけど、
その寮の名前は、
未来館(みらいかん)


中央の玄関を入ると
その左右には西寮と東寮で分かれている

西が女子寮、東が男子寮

繋がって建てられている為、中央は男子女子寮への道になる。
一階には食堂などがある。

1階のロビ-で名前を伝え
カ-ドを受け取り、
それをパソコンにカ-ドを差し込むと部屋の番号と
同じ部屋の名前の人が入力されていた。

そうこの寮は、
はじめて一人個室では無いことに気づく事に。

そこで同じ部屋に暮らすのは
903の大口由美となっていた。

これも偶然?なのか謎になる。

丁度居合わせた
由美と部屋に向かうと、
エレベ-タ-が強化ガラス越しの為施設の外が見える。

9階の3号室につき、 さっきのカ-ドを玄関の横に押しあてる。
カ-ドを忘れても、指紋でも
ドアが開くようだ。

ドアを開け、玄関で靴を脱ぎ
各自の部屋が、2つ
一人8畳はあった。

トイレは一畳の部屋にあり
その隣には二畳ほどのバッスル-ム
バッスル-ムは白い部屋の中に
シャワ-に浴槽は
泡の出る綺麗な白くて丸くなっているそこに、蛇口から
お湯と水が出る、それも
温泉水が使われている。
この辺りは少し高級感のある感じだった。

後は、キッチンに
約八畳のフロ-リングがある。
2人で生活するには、十分の部屋だった。
部屋に各自の荷物が置かれており、
カ-テンを開けると
綺麗な海が広がっていた。
丁度夕日が沈む時間で、
夕日が海に反射して、ダイダイ色の夕日が波に光っていた。
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