声をきかせて
「でも…。」
「平気だよ!気にしないで。」
彼はこれでもかというくらいの
可愛い笑顔を私にむけてきた。
-…ドキ
女の子ならこの笑顔に弱いだろう。
「じゃあ、俺いくね!」
「あ…はい、すいませんでした。」
「いいよ!気を付けてね!」
彼の後姿をただ、ボーッっと見送った。
こんなドラマみたいな事
世の中にはまだあるんだなと
改めて思った。
-…次の日
「心優!おいしいパスタがある店みっけた!」
「おっ!いっちゃいますか?」
「いきましょい♪」
この子は私の同期の子で
名前はメイ。
綺麗系でいつも明るい。
彼氏はいないけど
できないんじゃなくて
つくらないと、本人は言っていた。