夢あゆみ ~君と生きる未来~


「あっははは!舞咲らしいね」



「当たり前で――、んぐ!」



突然、私の口をトシは手で押さえた。



「ふぁにふふんふぁふぉ!ふぉふぃ!(訳:何するんだよ!トシ!)」



「静かにしろ。犯人が来たんだよ」



耳元で聞こえた潜めるようなトシの声に私は口をつぐんだ。


そして、口から彼の手を離されると私はこっそり顔を出した。





< 112 / 188 >

この作品をシェア

pagetop