夢あゆみ ~君と生きる未来~
混乱する私に気付いたのか、修平先輩はこちらを見た。
自然と身体が強張る。
「そんなに警戒しないで。って言っても無理か。でも、とりあえず立って。詳しくは後で話すから」
私は強張る身体を無理矢理動かし、とりあえず立ち上がった。
そして、先に歩き出した修平先輩から距離を取りつつ、後について行った。
「さあ、何で舞咲を狙ったのか話してもらうよ。希世に昌志君」
「先輩の知り合い…?」
「俺の元カノとその弟」
私はポカンと口を開けた。