夢あゆみ ~君と生きる未来~


私は男子生徒の思い切りの良さと諦めの早さに驚きながら、背中に感じる温もりを引きはがした。



そして、その温もりを与えて来た人物に上段回し蹴りを食らわせる。



が、それはあっさりその腕で止められてしまった。



「彼氏に上段回し蹴りかよ、舞咲」



「うっさい!あんたは何考えてるの、トシ!」



私は上段回し蹴りを食らわせた彼氏――、土方歳三こと、トシに怒鳴った。






< 12 / 188 >

この作品をシェア

pagetop