夢あゆみ ~君と生きる未来~
第二章 悪夢の始まり
月曜日。
私はトシと一緒に登校した。
そして、彼と別れ、自分のクラスに向かった。
教室に入った途端、岬が駆け寄って来た。
「舞咲ー!ニュース、大ニュースだよ!」
朝からうるさ…っ!
私は怪訝な眼差しを岬に向けた。
「うるさいよ、岬。何が大ニュースだよ?」
「修平先輩が…、柿谷修平が少年院から出たって…ッ!」
私はあまりの衝撃的なことに持っていた鞄を落とした。