夢あゆみ ~君と生きる未来~


「何があった、舞咲!」



「あの男が…」



「あの男?」



私は震える身体を抱きしめ、言葉を続けた。



「あの男が…、柿谷修平が出所して…、家の前に…」



この言葉にお父さんは玄関の鍵を開け、外に飛び出した。



震える私はお母さんに抱きしめられた。



何で、あの男はまた私の前に?



また…、私の大切な人を奪うつもりなの――?






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