夢あゆみ ~君と生きる未来~


名前を呼ばれると同時に身体が抱き包まれ、肉を一枚挟んだ身体越しに鈍い衝撃が感じられた。



「平助…?」



私を咄嗟に抱きしめ、守ってくれたのは平助だった。



男は舌打ちし、後の二人の男を残して走り去った。



「待て!」



走り去る男を総司が追い掛けた。




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