夢あゆみ ~君と生きる未来~
第三章 真実
私は総司と斎藤さんと一緒に病院の待合室にいた。
病院に運ばれた平助は今、手術中だった。
「私のせいで平助が…」
私は俯き、スカートを握り締めた。
「大丈夫だよ、舞咲。平助は大丈夫だから」
隣にいた総司は震える私の肩を摩ってくれた。
そうは言っているが、総司も斎藤さんも落ち着かない様子だった。
すると、待合室に向かって走って来る足音がした。
「舞咲ッ!」