2F 営業部
「まあ、彼は仕事もできるし容量もいい。そうそう…ここだけの話、彼はまだ女性未経験でね?君みたいに色んな部署の男と楽しんだ美人さんなら、たまにはウブな男もいいんじゃないか?」

コソッと瑠美音の耳元で囁くと、瑠美音のケツをポンと軽く叩いて笑いながら部屋を出て行った。

変態糞オヤジ…
確かに、今回の瑠美音の部署移動は、直接的には言われてないが、男関係で軽く揉めた為のいわゆる降格のようなものだった。

ほんとしくったな…
今までうまくやってきた分正直やり辛い。

ポンポン
誰かが瑠美音の肩を叩いた。

「大丈夫?なんか言われたでしょ?」

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