Alice In The DarkenWorld
chapter9 Francoise
アリスが寝たのを確認すると、ラビスは部屋を出た。

そして向かうのは…あの部屋。

静かに冷たい、重いドアを開ける。


ズズズ…


すぐにテーブルの上のランプに火を灯した。

「ただいま。僕のフランソワーズ。もう少しで君にお友達ができるよ。」

ラビスは微笑む。

「さぁ、今日も始めようか。」

そう言うとフランソワーズに近づき服を脱がせた。

「このまま、じっとしててね。」

ラビスはフランソワーズにポーズをとらせ、デッサンを始める。

「最近、天気悪いねー。」

「…」

「もう、そんなに怒らないでよ。」

「…」

「今日も口、きいてくれないんだ?」

「…」

「あ。最近ジメジメしてるけど、体調悪くない?」

そう言うとラビスは鉛筆を置きフランソワーズに近づく。

そして、フランソワーズの全身を食い入るように見る。

「…大丈夫そうだね。」

ラビスは優しく微笑む。

「今日はもう疲れちゃったかな?寝ようか。」

そう言うと、ラビスはフランソワーズの下着を付けネグリジェを着せる。

そのままお姫様だっこでフランソワーズを部屋まで運んだ。

静かにベッドに寝かせ、布団をかけた。

「おやすみ。フランソワーズ。」

部屋から出て、鍵をかけた。
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