「恋」って何だろう。
「恋」は変わって。
帰り道。私たちはとても気まずかった。


何か話題、ないかな……


「そっ、そういえばもうすぐ夏休みだよね」


「うん。」


「天文部の合宿、希望制だって!!夏樹は行くの?」


「瑠花が行くのなら。」


「私は……行こうかな。都会じゃ見られない星あるからね。」


「だな。俺も行くよ。」


「うん。ありがと」


「……告白して、いいか?」


「え?」


私たち、もう付き合ってるはずじゃ…


「俺の過去だよ。まだ、誰にも話してないんだ。」


「ああ、どうぞ。」


「あの公園で話そ。時間、あるか?」


「うん、あるよ。行こう?」


どんなことだろうか?


公園のベンチに二人で座る。


「はぁ……」


「ため息つくようだったら無理に話さなくてもいいよ?」


「ううん。大事な彼女だからこそ、話したいんだ。」


「………」


そんなこと言われたら、何も言えなくなっちゃうじゃない。


「俺はね、昔…」


「うん。」


「昔と言っても小学校5年生とか6年生あたりなんだけどね。………



最年少で、『族』に入ってたんだ。しょっちゅうケンカして。前住んでた所が郊外だったから、俺の名はみんなに知られていた…。」
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