「恋」って何だろう。
「恋」を知ってから。
中学校生活一日目の朝がきた。
無事に7時ちょうどに起きることができて、とても爽快だ。
「いい朝ぁ〜!!中学校生活一日目にふさわしいっ!あ……………」
ダイニングテーブルに卵とハムたっぷりのサンドイッチが置いてあった。そのすぐ横には、置き手紙とお母さん特性の野菜ジュース。
「また、朝からお仕事かぁ……」
私の母は、とある会社の上司だ。かなり忙しい仕事なので、たまに朝早くに出勤したり夜遅くに帰ってきたりする。
(瑠花ーお母さんの肩、トントンしてよぉ〜…)
猫なで声で言う母の口癖を思いだしてしまった。
「ぷっ!!」
思わず吹き出す。
「いけない!早く食べなきゃ!」
急いで椅子に座り、サンドイッチを口へと運ぼうとした。そのとき――
「……なんだぁ〜瑠花か。おはよぉ〜」
「おはよう…ってお兄ちゃん!!遅刻しちゃうよ?いいの!?」
「あぁ。いいの。」
「はぁ、全くぅ……にゃっ!私も遅刻しそう!急がなきゃ…」
「ったく、世話のやける妹だ。」
「あんたに言われたくないわっ!!(怒)」
私の兄こと、――永原疾風は、高校2年生。大学付属の高校に通っているため大変な怠け者に変身してしまった。
「中学の時は、生徒会長だったりしてしっかりしてたのになぁ……はぁ。」
制服に着替えつつ、そう呟く。
兄は、昔は黒髪&メガネ君だったのが、今では茶髪&コンタクト君になってしまった。
「よぉし、準備完了っ!行ってきまーす!!」
「おう!!二度と帰ってくんなよ〜」
「出掛ける寸前にケンカ売るな!」
――ガチャンッ
勢いよくドアを閉めた。あんな兄こそ、二度と帰って来なきゃいいのに……
「あれぇ!?永原さんっ?」
「本当だ♪瑠花じゃん」
煌と――西塚君!
「二人ともおはよう!」
「おはよう。さっき工藤さんと会ってさぁ〜」
「そうなんだ!!」
「一緒に行こうよ、瑠花。ねーっ(ニヤリ)」
「う、うん!もちろん…」
煌が、西塚君の前で騒ぎませんように。
「この川、すごくキレイだな」
「うん、よく瑠花とここ来てたよ」
「そうだね♪」
「俺が前住んでた所は、川はなかった。ほとんど山」
「え、西塚君って引っ越してきたの?」
「あぁ。内陸の方からね」
「私と瑠花は生まれも育ちもここだよ♪」
和気あいあいとしているうちに、桜の木に到着。学校が見えてきた。
「もう着いちゃったね」
「あぁ。永原さんと話してると時がすぎるのを速く感じるよ。」
「え………?」
「あれ〜西塚君?(ニッコリ)」
「あっ…いや、そのっ………もちろん工藤さんと話しててもそうだよ…?」
「ふーん(ニヤニヤ)」
「だよね、煌面白い子だもん…!」
びっくりした…。私だけに対して楽しいだなんて。そんなの、あり得ない……。
「ああ〜瑠花顔真っ赤だあ〜」
「ふにゃぁあっ!?あっ、赤いの?」
「リンゴみたいに赤いぞ?」
「そ、そういう西塚君だって…赤いよ?」
「わぁ、本当だ!熱い!!」
西塚君って、結構照れ屋なんだな。ちょっぴり可愛いかも。
――中学校生活一日目は、ちょっとしたハプニングから、始まっていったのである。
無事に7時ちょうどに起きることができて、とても爽快だ。
「いい朝ぁ〜!!中学校生活一日目にふさわしいっ!あ……………」
ダイニングテーブルに卵とハムたっぷりのサンドイッチが置いてあった。そのすぐ横には、置き手紙とお母さん特性の野菜ジュース。
「また、朝からお仕事かぁ……」
私の母は、とある会社の上司だ。かなり忙しい仕事なので、たまに朝早くに出勤したり夜遅くに帰ってきたりする。
(瑠花ーお母さんの肩、トントンしてよぉ〜…)
猫なで声で言う母の口癖を思いだしてしまった。
「ぷっ!!」
思わず吹き出す。
「いけない!早く食べなきゃ!」
急いで椅子に座り、サンドイッチを口へと運ぼうとした。そのとき――
「……なんだぁ〜瑠花か。おはよぉ〜」
「おはよう…ってお兄ちゃん!!遅刻しちゃうよ?いいの!?」
「あぁ。いいの。」
「はぁ、全くぅ……にゃっ!私も遅刻しそう!急がなきゃ…」
「ったく、世話のやける妹だ。」
「あんたに言われたくないわっ!!(怒)」
私の兄こと、――永原疾風は、高校2年生。大学付属の高校に通っているため大変な怠け者に変身してしまった。
「中学の時は、生徒会長だったりしてしっかりしてたのになぁ……はぁ。」
制服に着替えつつ、そう呟く。
兄は、昔は黒髪&メガネ君だったのが、今では茶髪&コンタクト君になってしまった。
「よぉし、準備完了っ!行ってきまーす!!」
「おう!!二度と帰ってくんなよ〜」
「出掛ける寸前にケンカ売るな!」
――ガチャンッ
勢いよくドアを閉めた。あんな兄こそ、二度と帰って来なきゃいいのに……
「あれぇ!?永原さんっ?」
「本当だ♪瑠花じゃん」
煌と――西塚君!
「二人ともおはよう!」
「おはよう。さっき工藤さんと会ってさぁ〜」
「そうなんだ!!」
「一緒に行こうよ、瑠花。ねーっ(ニヤリ)」
「う、うん!もちろん…」
煌が、西塚君の前で騒ぎませんように。
「この川、すごくキレイだな」
「うん、よく瑠花とここ来てたよ」
「そうだね♪」
「俺が前住んでた所は、川はなかった。ほとんど山」
「え、西塚君って引っ越してきたの?」
「あぁ。内陸の方からね」
「私と瑠花は生まれも育ちもここだよ♪」
和気あいあいとしているうちに、桜の木に到着。学校が見えてきた。
「もう着いちゃったね」
「あぁ。永原さんと話してると時がすぎるのを速く感じるよ。」
「え………?」
「あれ〜西塚君?(ニッコリ)」
「あっ…いや、そのっ………もちろん工藤さんと話しててもそうだよ…?」
「ふーん(ニヤニヤ)」
「だよね、煌面白い子だもん…!」
びっくりした…。私だけに対して楽しいだなんて。そんなの、あり得ない……。
「ああ〜瑠花顔真っ赤だあ〜」
「ふにゃぁあっ!?あっ、赤いの?」
「リンゴみたいに赤いぞ?」
「そ、そういう西塚君だって…赤いよ?」
「わぁ、本当だ!熱い!!」
西塚君って、結構照れ屋なんだな。ちょっぴり可愛いかも。
――中学校生活一日目は、ちょっとしたハプニングから、始まっていったのである。