「恋」って何だろう。
――放課後。
私は、煌に聞いてみた。
「煌って、西塚君のこと好きなの…?」
「ま、まさか!好きとかそういうのじゃないよ?」
明らかに、顔が赤い。
「……本当に?正直に言ってよ?」
――長い沈黙。そして煌が何かを言おうとしたその時、
「永原さん!!ここにいたのか〜!ほら、自己紹介のヤツ一緒にやろうって約束したじゃん!」
「あ、そうだったね!」
「じゃあ、行こうよ!!工藤さんは?」
「私はもう終わらせたけど、図書室に…えっと…用があるから一緒に行くよ!」
煌が図書室に行くって珍しいな…
やっぱり西塚君がいるから――
「瑠花!!何ボーッとしてんの?行くよ!」
「うん…!!」
涙が出そう。煌がもし西塚君に告白したら……絶対OKするだろう。
――私の初恋は、あっけなく終わっちゃうのかなぁ。
図書室。
自習スペースを使って、私は西塚君と自己紹介カードを書いている。
「趣味かぁ…趣味は星の観察かな?」
「あ!!私もだよ♪ちなみに月を見るのも好きかな」
「へぇ〜!永原さんはどんな星が好きなの?」
「オリオン座のリゲルかな。一番キレイだと思う」
「俺はベガかな。こと座の。七夕に出てくるからさ」
「ベガもキレイだよね!」
「趣味が合うなんて、嬉しいな」
「私もだよ♪」
私の方が、西塚君より何倍も嬉しい。
うわぁ、顔真っ赤……。
その時、西塚君が真剣な顔をしてこっちを見た。顔は、赤いまま――
「永原さん、俺は――永原さんのことが……」
え?まさか、これって…
私は、煌に聞いてみた。
「煌って、西塚君のこと好きなの…?」
「ま、まさか!好きとかそういうのじゃないよ?」
明らかに、顔が赤い。
「……本当に?正直に言ってよ?」
――長い沈黙。そして煌が何かを言おうとしたその時、
「永原さん!!ここにいたのか〜!ほら、自己紹介のヤツ一緒にやろうって約束したじゃん!」
「あ、そうだったね!」
「じゃあ、行こうよ!!工藤さんは?」
「私はもう終わらせたけど、図書室に…えっと…用があるから一緒に行くよ!」
煌が図書室に行くって珍しいな…
やっぱり西塚君がいるから――
「瑠花!!何ボーッとしてんの?行くよ!」
「うん…!!」
涙が出そう。煌がもし西塚君に告白したら……絶対OKするだろう。
――私の初恋は、あっけなく終わっちゃうのかなぁ。
図書室。
自習スペースを使って、私は西塚君と自己紹介カードを書いている。
「趣味かぁ…趣味は星の観察かな?」
「あ!!私もだよ♪ちなみに月を見るのも好きかな」
「へぇ〜!永原さんはどんな星が好きなの?」
「オリオン座のリゲルかな。一番キレイだと思う」
「俺はベガかな。こと座の。七夕に出てくるからさ」
「ベガもキレイだよね!」
「趣味が合うなんて、嬉しいな」
「私もだよ♪」
私の方が、西塚君より何倍も嬉しい。
うわぁ、顔真っ赤……。
その時、西塚君が真剣な顔をしてこっちを見た。顔は、赤いまま――
「永原さん、俺は――永原さんのことが……」
え?まさか、これって…