最後のお願い。
双子
連絡がとれなくなってから
1年が過ぎたころ。
家に帰ろうとして道を歩いていると
反対側の歩道に美羽の双子の妹、結愛がいた。
美羽の家で遊んだ時
よく結愛も一緒に遊んでいたから
覚えていた。
「おい、話あるからちょっといいか?」
俺もよく分からないけど
なぜか結愛を呼び止めていた。
喫茶店に入り
美羽は元気にしているのか
聞いてみたんだ。
そしたら結愛は
信じられないことを口にした。