意地悪なご主人様【おまけ完】
キスをしたなんて言ったら、

宗次の大目玉をくらいそうだ。

・・・

待てよ。

さっきキスした時は、

別に熱くなかったぞ?

抱きしめても、

いつもの温かさと変わりなかった。

・・・

もしかして知恵熱?

・・・

いや、

大人になって知恵熱って・・・

・・・

夏樹なら・・・ありえる。

・・・

そう思うと、笑えてきた。

「何笑ってるんだよ?!

オレはもう、

仕事行かないといけないってのに。

夏樹、どうするんだ?」

・・・

呆れ顔の宗次に聞かれ、

「後は、オレが、どうにかする。

宗次は心配しないで、さっさと

仕事に行け」
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