意地悪なご主人様【おまけ完】
・・・って。

・・・

意外にすんなり手を離した宗次さん。

・・・

縁は切りたくないのね。

・・・

そう思うと、

少し笑えたり・・・

「何笑ってる?」

怒られた。

「・・・いえ」

・・・

小さくなった私。

・・・

「夏樹は部屋で寝てろ」

そう言って、

巧は私の手を引いて、

部屋に連れ込んだ。

・・・

「巧、あの・・」

私に背を向けたまま、

黙って私の手を握りしめている巧。

・・・

なぜ、そんなに怒っているの??
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