意地悪なご主人様【おまけ完】
「大久保!!」

「は、はい!!!」

・・・

大声で呼ばれ、

ハッと我に返った私は、

声の主を見つめた。

・・・

今まで怒鳴ったことなどない巧が、

大声を出したことに、

社員一同、

驚いていた。

・・・

巧も、しまった。

と言う顔。

でも、咳払いを一つして、

私に手招きをした。

・・・

「今日から、三浦華蓮さんと、

この仕事をしてもらう」

・・・

そう言って、

束の書類を渡された。

・・・

さっと目を通した私は、

書類にくぎ付けになった。
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