意地悪なご主人様【おまけ完】
「うるさいよ!」

パコッ!と、

書類で頭を叩かれる。

・・・

「す、すみません」

苦笑いで謝る私。

・・・

「真鍋宗次さんって、

真鍋課長の双子の弟さんでしたよね?」

・・・

そう言ったのは、

私と同じ担当になった、

三浦華蓮さん。

・・・

華蓮さんは、

その名の通り、

可憐で、おしとやかで、

それなのに、仕事ができる、

エリート女子。

・・・

私はそんな華蓮さんが、

憧れだった。

・・・

「ああ・・・

今回、映画化されるにあたって、

PRや宣伝をしてもらいたいと、

依頼が来た」
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