意地悪なご主人様【おまけ完】
・・・

相変わらず、

心ここにあらずって顔の夏樹。

オレは夏樹を、

ソファーに座らせ、

キッチンに向かった。

・・・

ココアを作り、

夏樹の手に握らせた。

・・・

「これでも飲んで?」

「え・・あ、ありがとうございます」

・・・

やっと我に返った夏樹は、

ココアを一口、口にした。

・・・

オレは夏樹の前に跪き、

コップを握ってる両手を握りしめた。

・・・

夏樹は驚き、

オレを見つめた。

・・・

「夏樹は、巧の事が好きだった?」

オレの質問に、

答えられない夏樹。
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