意地悪なご主人様【おまけ完】
オレは躊躇した。

・・・

オレはもう、

女は夏樹だけだと思っていたから。

・・・

彼女を傷つけたことは、

悪いと思うが、

キスなんて・・・

・・・

固まってしまったオレに、

・・・

「いいのよ、してくれないなら。

夏樹ちゃんに、

私との関係、バラスから」

・・・

オレは片手を握りしめ、

もう片方の手は、

華蓮を抱き寄せ、

キスをした。

・・・

こんな事で諦めつくのかと

思いながら。
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