意地悪なご主人様【おまけ完】
「に、睨み合って、何してるんですか?」

・・・

お風呂から上がってきた夏樹が、

俺たちを交互に

見比べている。

・・・

「何でもない・・・

行くぞ、夏樹」

・・・

オレは宗次の事なんか放っておいて、

夏樹を部屋へと連れて行った。

・・・

何事かわからない夏樹は、

首を傾げている。

・・・

「ほら、そこ座れ」

「え?・・はい」

・・・

ベッドの横に座らせ、

オレは後ろから、

夏樹の髪を乾かし始めた。

・・

「い、いいですよ!

自分でしますから」

「うるさい」
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