意地悪なご主人様【おまけ完】
・・・

オレの言葉に、

黙り込んでしまった夏樹。

・・・

何でオレは、

夏樹に優しい口調で喋れないのか。

自分で自分が、

悲しくなる・・・

もっと優しくしたいのに。

好きな女なんだから。

・・・

ドライヤーをしまった。

「ありがとうございました」

・・・

そう言って微笑んだ夏樹。

・・・

その笑顔が好きなんだ。

・・・

オレの前では、

いつもこの笑顔でいてほしい。

・・・

オレは、

夏樹を抱きしめた。

・・・

「巧、どうしたんですか?」
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