意地悪なご主人様【おまけ完】
「大丈夫か?」

「何がですか?」

・・・

「さっきの巧と華蓮さんの・・」

・・・

「そんなこと・・」

・・・

ポトリ、ポトリ・・・

涙が膝の上に落ちていく。

・・・

「あれは、夢でしょう?」

泣きながら、呟く。

・・・

「…夢じゃない」

宗次が悲しそうな顔をして、

首を振った。

・・・

「巧は、

世界で一番愛してるって、

言ってくれた。

今度の休みに、

家にいるモノを買いに、

行く約束だってした・・・

あれは何かの間違いだよね?」
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