意地悪なご主人様【おまけ完】
状況が読み込めない私は、

黙ったまま巧を見ていた。

・・・

すると、

いつもの意地悪そうな顔をした巧。

・・・


「・・・あの」


「もう、お前の上司じゃないんだけど?」


「・・そ、そうですね」

・・・

何が言いたいの?

・・・

「えっと」

「今日の仕事はもう、終わりだろ?」

「え、あ、はい」

・・・

・・・ん?

・・・ん~?!

こ、公衆の面前で、

私は巧にキスをされていた。

もちろん、

オフィスは騒然とする。
< 227 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop