意地悪なご主人様【おまけ完】
「…巧!」
・・・
人気のない、
ほとんど人の来ない、
奥の階段。
・・・
そこで巧は足を止めた。
・・・
「あの日の夜は、
夏樹の勘違いだ」
「・・・え?」
・・・
「華蓮と・・・」
「・・・あ」
・・・え、そうなの?
「でも、勘違いさせた、
オレにも責任はある・・・
だから、言い訳はしない。
ただ、夏樹はオレの傍にいてもらわないと、
困るんだ」
「な、何が困るっていうんですか?」
・・・
巧は私の方を向き、
手を引っ張りよせた。
・・・
人気のない、
ほとんど人の来ない、
奥の階段。
・・・
そこで巧は足を止めた。
・・・
「あの日の夜は、
夏樹の勘違いだ」
「・・・え?」
・・・
「華蓮と・・・」
「・・・あ」
・・・え、そうなの?
「でも、勘違いさせた、
オレにも責任はある・・・
だから、言い訳はしない。
ただ、夏樹はオレの傍にいてもらわないと、
困るんだ」
「な、何が困るっていうんですか?」
・・・
巧は私の方を向き、
手を引っ張りよせた。