意地悪なご主人様【おまけ完】
ウ、ウソ・・・

固まって動けない。

・・・

「その気にさせた夏樹が悪い」


「い、いつ、その気にさせたんですか?」


「・・・ほら。

今もそうやって目を潤ませて、

オレを見てるだろ?」


「さ、誘ってるんじゃなくて、

怖がってるん・・・ん~・・」


・・・

「初めてだからって、

怖がることはない・・・

オレは夏樹のすべてが知りたいだけだ。

一から教えるから、

オレに任せればいい・・」

・・・

その言葉を最後に、

私の記憶は飛んでしまった。

・・・

何も考えられなくなるくらい、

私を愛してくれたから・・・
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