意地悪なご主人様【おまけ完】
「この関係書類は、

…あ、あっちの棚の上の箱の中」

そう言って、

巧が指差した方を見上げた。

・・・

あれを私に取れと?

・・・

箱はそんなに大きな物じゃなかったので、

私でも取れるかな?

そう思いながら、

脚立にのって、

それに手を伸ばした。

…重っ!!

・・・

私はバランスを崩して、

箱と一緒に落ちた。

・・・

「イテテ・・・」

でも、

私の下は、

なんだかクッションがあるようだった。

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