意地悪なご主人様【おまけ完】
・・・

とりあえず中に入った私たち。

・・・

リビングに向かい合って、

お互いを見つめた。

・・・

「松本」

「…なんでしょうか、巧部長」

「夏樹がああ言ってくれたが、

やっぱりちゃんとした理由を聞かないと、

1週間も泊める気にならない。

ちゃんと説明してくれるか?」

・・・

珍しく、

ちゃんとしたことを言った巧。

・・・

私は嬉しくなっていた。

・・・

「そうですよね・・・

ちゃんとした理由を言います。

最後まで聞いてから、

ご意見は伺いますので、

それまで何も言わないって誓ってくれますか?」

・・・

淳史の言葉に、

顔を見合わせた私たちだったけど、

とりあえず、頷いて見せた。
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