意地悪なご主人様【おまけ完】
その日の晩は、

泊めてくれる友達がいたが、

次の日からダメだと言われ、

困ったオレはあちこち電話をしたが、

皆予定や都合が悪いらしく、

途方に暮れたオレは、

街をただ歩いていた。

・・・

あと1週間。

引っ越すまで、どうしようか。

・・・

そんな時、

巧部長達と行った店の前を

通りかかった。

・・・

しかも業者が今から配達するのは、

巧部長の家だと言うではないか?!

・・・

藁にもすがる思いで、

業者に頼み込んで、

巧部長の家に連れて行ってもらうことにした。

・・・

もちろん、

いい返事なんて期待しないで・・・

それでも、もう、オレには、

巧部長しかいなかった。
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