意地悪なご主人様【おまけ完】
・・・

キッチンから現れた巧は、

美味しそうな料理を

両手に抱え現れると、

両サイドにセッティング・・・

・・・

シャンパンを注ぎ、

自分も反対側に座った。

・・・

「レストランの予約も考えたけど、

一生に一度の事だから、

思い出に残したくて・・・

全部手作りしてみた」

・・・

そう言ってちょっと

恥ずかしそうな笑みを浮かべた巧。

・・・

「え?!・・・

これ全部、巧の手料理?」

私の問いかけに、

黙って頷いた。

・・・

「男のオレが、

こんなことするのも、

どうかと思ったんだけどな…」
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