意地悪なご主人様【おまけ完】
「開けてもいいですか?」


「・・ああ」

・・・

箱を開けると…

中にはダイヤのリングが、輝いていた。

・・・

「あ・・あの・・これって」

・・・

戸惑う私に、

巧が話し始めた。

・・・

「ここ最近、

休みもちっとも一緒にいてやれなくて、

悪かったな」


「・・・」


「それを買うために、

休みに知り合いに頼んで仕事してた。

・・・

それから、

シェフとパティシエの資格を持った

女友達に、料理を教わってたんだ。

最初は悲惨だったけど、

今は見栄えもよくなっただろ?」
< 294 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop