意地悪なご主人様【おまけ完】
そう思い、

目にいっぱい涙をためた私。

・・・

そんな私を見て、

ちょっと焦った巧は

私を抱きしめた。

・・・

「夏樹は、ネガティブ過ぎ」

「・・う・・」

「本当は夏樹が、

オレと別れたいんじゃないのか?」

「違うもん!」

怒った私に、

優しい笑顔を向けた巧。

・・・

「オレは、夏樹が別れたいって

言っても、別れるつもりもないし、

その指輪も、夏樹がちゃんと持ってろ」


「…巧」


「たったの1年だろ?

そうだ、お前に約束しておく。

1年後、diamondの社長に頼んで、

オーダーで結婚指輪頼んでおくから」

?!!
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