意地悪なご主人様【おまけ完】
「お前はバカか?!

好きな相手の声すらわからないのか?」


・・・へ?

・・・

私は恐る恐る顔を上げる。

・・・

正体不明男は、

ベッド傍のライトをつけた。

・・・

「誰だかわかった?」


「・・・うそ」


「たった5か月で、

ご主人様を忘れたとは言わせないぞ?」

・・・

私を抱きしめそう言った、

正体不明男は、

恋しくて恋しくてたまらなかった。

私の愛する人だった。

・・・

「だ・ぐ・み゛~~」

私は巧にしがみついた。

・・・

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