意地悪なご主人様【おまけ完】
すべての事情を話したら、

夏樹の顔は少しだけ怒っていた。

・・・

「私だけ知らないなんて、

ズルいです・・・

この事を知ってたら、

もっともっと、頑張れたのに」

そう言って口を膨らませた夏樹。

・・・

オレは優しく夏樹の頭を撫で、

・・・

「お前の頑張りは、

上司から聞いてる。

そんなに頑張らなくていいんだ。

これからは、

オレもたくさん助けるから」

・・・

「何でこんなに頑張ってたか、

巧は知ってますか?」

「・・・?」

夏樹の質問に、

首を傾げる・・・

・・・

夏樹は、

少し照れくさい顔をして言った。
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