意地悪なご主人様【おまけ完】
「どうしたんですか?」

巧を見上げると、

巧は微笑み、私を抱きしめた。

・・・

私は真っ赤になり、

アタフタする。

・・・

「な、何してるんですか?

皆が見てますよ?」

「気にするな。ここは日本じゃないし」

・・・

そうですけど・・・。

・・・

「ちょっと聞いて」

「・・・?」

・・・

私は黙ったまま、巧を見つめた。

・・・

「明日、ここ最後の日、

どうしても行きたい所があるんだ」


「・・行きたいところ?」


巧は笑顔で頷いた。
< 331 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop