意地悪なご主人様【おまけ完】

夏樹side

・・・

チュンチュン・・・

スズメの泣き声。

カーテンから零れてくる日差し。

・・・

あ~、よく寝た。

・・・

私はうっすらと目を開けた。


・・・


「ギ・・・!!」

ギャ~!!と、

叫びたかったけど、

両手で自分の口を必死に抑えた。

・・・

目の前に、

それはそれは

綺麗な顔の、

まるで女のような寝顔をした巧。

・・・

しっかり抱きしめられ、

出られそうにない。

・・・

遅くまで仕事をしていただろうから、

起こすのは可哀相・・・
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