意地悪なご主人様【おまけ完】
「夏樹の顔は、

見るたびに違うな」


「そうですか?

本人は分かりません。

…巧は、

毎回、同じ顔です」


「どういう意味だ?」



「私にはいつも冷たい顔。

・・・

でも、時々見せる笑顔が

キュンってなるんですけど」

・・・

そう言って、

先に部屋を出ていった夏樹。

・・・

今、

サラッと言ったけど、

今の言葉は、

かなり嬉しかった・・・

・・・

どうして、

夏樹といると、

自分の気持ちがこうも、

コロコロ変わるんだろう?
< 73 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop