意地悪なご主人様【おまけ完】
「はい、残業決定」

・・・

さっきの企画書を手渡され、

赤字でたくさんの指摘が・・・

・・・

これはまさしく、

赤点を取った答案用紙のようだった。

・・・

「どこがいけなかったんですか?」

つい、食ってかかった私。

・・・

「それ見ればわかるでしょ?

ほぼ全部?」

そう言って営業スマイルをした巧。

・・・

下唇をかんだ私を見て、

・・・

「しょうがないから、

付き合ってやる」

・・・

その言葉に驚き、

目を丸くした私。

・・・

「朝までかかっても終わらない」

・・・

痛いパンチをお見舞いされた。
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