いつか必ず…


「もういいの。
私、クラスとも馴染めたし、保健室に行かなくてもやってけるよ。」


「…それが川内の本音?」


心を見抜かれるような視線に思わず私は目線をそらした。


「…うん。」


「ならどうしてそんな顔するんだよ。
…本当は辛いんだろ?」


冬也くんのつぶやきを聴いた後、私は温かな腕に包まれた……






< 174 / 260 >

この作品をシェア

pagetop