いつか必ず…


みんなと話した後、私は保健室へ行こうとしていた。


「悠梨。」


私は鞄から視線を上げると冬也くんが立っていた。


「どうしたの?」


「いいの?」


え、何が?

私がキョトンとしていると冬也くんは大きくため息をついた。


「クリスマス。
あいつ誘ってどっか行けばいいのに。」


そういうことか……


「たぶん先生はクリスマスも学校だよ。だからきっと学校に行った方が先生に会えると思う。」


「それにね、陽くんや那月の役に立ちたいの。2人とも大切な友達だから。」






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