いつか必ず…


私の答えを聞いた冬也くんは優しい顔をしていた。


「悠梨は友達思いのいい奴だけど、それもまたに傷だから、たまには自分の好きなことしていいんだぞ?」


…そっか。
またには……


「ありがとう、冬也くん。
私、先生にクリスマスイブ空いてるか聞いてくるね!」


それで空いていたらイブは那月たちに言って休ませてもらおう。
那月たちなら許してくれる。


私は冬也くんに別れを告げて、保健室へと向かった。


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