いつか必ず…


「悠梨が料理上手なのは認めるけどさ、私だって料理それなりにできるんだからね!」


冬也くんがえっ!?って顔をする。
そんな冗談なやりとりが楽しくて、私はずっと笑っていられた。


「あ、悠梨そろそろ行ってきなよ!」


那月の言葉に時計を見ると4時を指していた。


「そうだね。
私、行ってくる!
3人ともまた明日ね!」


「悠梨ちゃんまたね!」


「悠梨頑張れ!」


那月や陽くんの言葉を聞きながら私は保健室に向かおうとした。


そのとき


「悠梨っ!」


冬也くんの呼びかけに私は振り返った。




< 237 / 260 >

この作品をシェア

pagetop