いつか必ず…
「…頑張りたい…でも、少し時間がほしい。心の整理がつくまでは…」
…今の私の本音だった。
大事な友達だからこそ、頑張りたいけど、話しかけるには、まだ時間がかかると思う。
だから…
「わかった。
心の整理がつくまでここにおいで。
ここは川内の居場所だから。」
…先生…
「うん。」
先生の言葉でだいぶ心が落ち着いた。
「川内、俺、今から吉岡と伊藤の担任に今日のこと報告して、川内の親御さんにも連絡いれなきゃいけないから、落ち着き次第、帰りな?
一緒にいてやれなくてごめん。」
…そっか。
今日のことは本当に大事件だから、仕方ないよね。
…本当は一緒にいてほしいけど、ワガママなんて言えない。
「じゃあ私も、帰りますね。」
「お、じゃあ職員室の方まで一緒に行くか。」
「はい!」
私たちは保健室を後にした。
心に淡い思いを抱きながら──