いつか必ず…
「…私、冬也くんが好きだから、仲良くしたい。…たとえ冬也くんが元ヤンで私がイジメられていたとしても。
…大好きだから。」
私の言葉を聞いた冬也くんと先生がすごく驚いた顔をした。
「川内…それってどういう…?」
…え、どうしてそんな驚いた顔するの?
「これからもずっと、友達でいてください。冬也くんも陽くんも大好きだから。」
私は何となく言い直してみると、冬也くんの顔が少しガッカリした顔になった。
だけどすぐにいつもの笑顔に戻っていた。
「…ありがとう。
これからもよろしくな。」
…私、冬也くんと仲直りできたんだ。
先生の方に目を向けると、先生は頑張ったね。と言うように微笑みながら頷いた。
──ドキッ
その姿に微かな胸の痛みを感じるのだった…