いつか必ず…

一日ぶりに私は教室へと足を踏み入れた。
いつもと変わらない、みんなの明るい声が響く。


１ヶ月で、私はだいぶクラスになじんだなと感じていた。


「おはよう、那月。」


「おはよう、悠梨！…昨日は大丈夫だった?」



那月にも迷惑かけたな…


「うん、大丈夫だよ。
心配かけてごめんね…」


私の言葉を聞いて安心したのか那月はにっこりと微笑んだ。


「あまり無理しないようにね！」


「那月…ありがと。」


那月の優しさが身に沁みるよ。
ありがとう…