いつか必ず…
好きな人
先生とメアドを交換した後。
私は先生に最近のできごとや他愛もない話をした。
最近は何も目立ったことはなく、クラスで浮くとかそういう心配もなかった。
そのとき、机の上に置きっぱなしにしていた私のケータイが電話の着信を告げた。
「あ、那月。
先生ちょっとごめんね。」
私は保健室から出ると電話の通話ボタンを押した。
「もしもし?」
『悠梨まだ学校にいる?
いるんだったらさ、悠梨の家まで案内してよ!!』
「え、私の家に?」
『そうそう。
一応遊びに行くんだから場所ぐらい把握したいじゃん?』
そういうことか……
「うん、いいよ。
じゃあ一緒に行こう。」
『じゃあ下駄箱で待ってる!!』
私は通話を切り、広田先生に事情を説明すると今日はそのまま保健室を後にした。