いつか必ず…
私は那月にクッキーとココアを出してあげた。
「これ、私が作ったのだけどよかったら食べて?」
「これ、悠梨が作ったの!?
すごい!美味しそう!!
いただきます。」
那月が私の作ったクッキーを口に運ぶ。
…大丈夫かな?
美味しいかな?
私の不安をよそに那月はニッコリ微笑んでくれた。
「うん、すごく美味しい!!」
よかった…
味に自信がなかったわけじゃないけど、友達に渡すのはこれが初めてだったから少し不安だったの。
「たくさん食べてね!!…て言いたいところだけどもうすぐ7時だね…
那月どうする?もう帰る?」
「うーん…」
コンコンッ
そんなことを話しているとお母さんがノックをして入ってきた。